防さび処理に効果的なHoltsサビチェンジャーについて

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もうずいぶん前から愛用しているお馴染みの Holts のサビチェンジャーです。

不幸にも発生してしまったサビに塗布するだけで、化学変化で錆びそのものを塗膜に変化させてサビの進行を止めるという便利なケミカル用品ですね♪

自分は車だけではなく、家庭の道具や野外設備などにも
かなりの頻度で使っているのでとても重宝しています(^^)

安価で手に入りやすいので、既にもう数本も使い切ってしまったというくらいに、自分にとっては無くてはならなくなったサビ対策のケミカル用品となりました。

しかし、サビチェンジャーは効果が薄いようでしばらくするとまたサビが再発してしまうので、お世辞にも最強とはいえません(^^;)

応急処置的な意味合いでは良いのでしょうが
万全を期すならすこし高価にはなりますが・・・

Duple X Japan セプター101P
アメリカ製のPOR-15
ボルボの正式採用と有名なノックスドール

等々の本格的な錆び処理剤の使用を検討したほうがよいでしょう
しかし、使い方にはすこしコツがある製品類なので注意が必要ですね(^^)

サビチェンジャーについては、車ファンにとってはもう当たり前の製品だろうし、詳しく説明するまでもないと思いますので省略します。

ところで・・・

サビチェンジャーって粘度が高すぎて塗りにくいと感じた事はありませんか〜?

開封後、時間が経ってくると更に粘度が高まってドロッと固めになって
非常に塗りにくくなります。

ヒドい時には、あまりにも粘度が高くゼリー状になってしまって
糸を引く場合もありました。

困りますね〜(^^)

そんな時には、自分は家中にあった溶剤を試してみていちばん使えそうなモノをサビチェンジャーのうすめ液として代用していますが・・・!

巷の諸先輩方はどう対処しているのだろうか・・・?

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目次

実験

以前に、普通の塗料のように薄めて
金属部分にも安心して使う事が出来ないものかと
塗料用の薄め液などの様々な溶剤を試していちばん使えそうな
モノを見つけたのですが(^^ゞ

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そこでもう一度おさらいとして
実験して、確認の意味でも記録を残しておきたいと思います。

幸い自分は趣味でいろんな工作などを楽しんでいますので
用途に合わせて様々な溶剤などが手元にあって好都合でした。

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まずは、サビチェンジャーの使用説明書にも書いてあるラッカーうすめ液

説明では、完全に乾燥してしまったらラッカーうすめ液で拭き取ってくださいとか、筆などを洗ってくださいと書かれてあったので、これは使えると思ったが・・・

このようにゼリー状の玉になってしまい、溶くことが出来ず全く使えません。

固まってしまった筆も洗えないのに、あの使用説明は何だったのだろうかwww

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次に、ペイントうすめ液。
上のラッカーうすめ液と同じ状態!

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次にトルエンたっぷりの強力ラッカーシンナー!
同じように全く溶けてくれません、使えね〜www

しかも、ラッカー系は臭いがキツいし〜(^^;)

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次にプラモデル用のタミヤエナメル塗料用シンナー(うすめ液)
同じようにダメですね〜(^^ゞ

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同じくプラモデル用のラッカー系Mrカラー用シンナー(うすめ液)
ここでやっと溶けてくれたかな・・・?

しかし、よく見てみると溶けたというよりも
粉々に分解しているという感じで細かい粒子の固まりが見える。

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次にタミヤのアクリル塗料用シンナー(うすめ液)

ここでやっと、キレイに溶けてくれました〜完璧です 
これは使えますね(^^)

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続けて、無水エタノールと燃料用アルコール!
こちらも完全に溶けてくれました。薄め液として十分使えそうです。

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最後に水道水!
こちらも完全に溶けてくれました。

使用説明書でも筆などの使用後には、直ぐに水で洗ってくださいと書かれていたので、おそらくサビチェンジャーは、乾燥前は水性、乾燥後には耐水性の性質を持った一般的な水性アクリル塗料と似たような性質の溶剤という事が分かりますね。

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以上実験の結果、薄め液として使えそうなものは・・・

燃料用アルコール(無水エタノール含)
精製水(水道水含)
タミヤアクリル塗料用シンナー(薄め液)

の3点が有力候補となりました。

その中からいちばん最適なものを選びたいのですが、考えた末に・・・

錆びた金属部分に水で溶かした溶剤を塗り込むのは
すこしマズいのでは?

また、アルコールは金属や板金を腐食させてしまうので
更にサビを進行させてしまうのでは?

という二つの理由で、タミヤアクリル塗料用シンナー(薄め液)
使う事に決定しました。

もう一つの実験

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完全乾燥して固まってしまった筆を再生させる実験を行なってみました。

使用説明書のようにまずは、ラッカーうすめ液で試してみたところ、筆の根元で芯のように固まったサビチェンジャーを溶かす事は無理なようです(時間が足りなかったのかも)

アルコールでは、しばらく浸けておくと根元の固まった芯も徐々に溶けだして、筆がキレイに再生されて使用可能になりましたよ〜♪

いいね〜これ!使えるぞ 

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ちなみに、アルコールランプ用の燃料用アルコールはドラッグストアーなどで安価で比較的手に入りやすい。

無水エタノールは高価なのであまりお勧め出来ません(^^;)

まとめ

サビチェンジャーの使い方としては、粘度が高く塗りにくいときは、タミヤアクリル塗料用シンナー(薄め液)ですこし薄めてから使用して、使い終わったら用具などを直ちに水道水で洗い流して保管する。

筆などに残ったサビチェンジャーが乾燥して固まってしまった場合は、アルコール又はタミヤアクリル塗料用シンナー(薄め液)で洗浄する方がいいのではないかという結論に達しました。

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ということで、うすめ液は100円ショップで買ってきた容器に移し替えて
サビチェンジャーとセットで同じ袋に入れて保管しています。

それ以来、サビチェンジャーはいつも薄めて使うようになり
とても便利に使えて重宝しています 

あくまでも、素人的な発想の使用方法なので
全く参考にはならないと思いますが・・・
でわでわ・・・(^^)

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