《 ナイトロサンダー 》

組立てはボディ左右のインテークを掘り込んだ以外はストレートで、塗装する事で模型作品的イメージを強調。
ボディはキット付属シールを使用(グラフィック部分のみ切り抜いて使用)して基本的にオリジナルデザインのままですが、ボディは蛍光色でグラデ塗装。基本色の青はタミヤスプレーのマイカブルーです。
対してシャシーはオリジナルとは全く違うカラーリング。最近のMS作例でよく見かけるアースカラー系の中間色での塗り分け。元々パーツ割が少ないので、リブやらパーティングライン等をパーツ分割線に見立てて塗り分けしています。サスやホイールは実車のレーシングカーやスポーツカーを意識した塗装に。
仕上げにコーションマーク等のステッカーを他から流用して少し貼ってあります。

2007年夏に我々がお手伝いした「昭和レトロ展」の親子模型教室での教材を参考作例として作ったものです。
もちろん教室では塗装は一切しないのですが、ちょっと手をかけるだけで同じプラモがこんなに変わるんだよという「模型作りの面白さ」を見てもらいたいなあと思って作りました。
模型を趣味にしている我々からすると正直ミニ四駆は単純過ぎてプラモとか模型とは思えないって感覚でいたのですが、普段作らない人達にとっては説明書の見方、パーツの探し方、切出し整形、組み方何もかもが難物で、だから自分で組立てないといけないというだけで敬遠してしまう→みんなプラモを買わない作らない理由の一つになってるのかも知れません。
そういった視点で改めてこのキットを自分で組んでみると、モデラーにとっては親切この上ない内容のキットでも、一般の人に対してはまだまだ改善の余地があるなあと感じました。

キット自体はメーカーさんに頑張ってもらうしか無い訳ですが、「作れる」者としてこれをどう子供達にアドバイスして模型作りの楽しさを体感して、これからも遊びや趣味として作り続けてくれるようになるか。これは自分の宿題として今後も考えて実践し続けていきたいと思っています。

使用キット:タミヤミニ四駆「ナイトロサンダー」
製作者:みぶろ【模遊美会員】
投稿日時:2007年9月2日(日) 23:30

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