Mini-電工のプロが開発した初めてのOMCオリジナルアーシング

IMG_9990

うわ〜っ、今日も秋晴れのいい天気 ♪
さわやかな涼しい風が、OMC整備会にはもってこいの絶好のメンテナンス日和です。

本日は、NTT電工電設会社にお勤めのメンバーが、独自に考案したアーシングシステムを
開発したというので、その取付施行を行う事になりました。

電工のプロが開発したとあってとても興味津々(^^)
話によると、電流伝導率が極めて高いらしく、抵抗が限りなく0に近い電線とターミナル素材を
使っているそうです。

電流の流れを改善する事によって、アイドリングの安定性やエンジンのパワーアップ
ヘッドライトの光量アップ、その他の電装品、ラジオの電波状態などの改善が見込まれます。

まぁ〜、理論上はいい事尽くめのアーシングだけど・・・

今まで見て来たアーシングと比べてどんなものなのか、どれだけの効果があるのか
前々からこの日を楽しみに待っていました。

OMC 屋宜原ベース(mini-mori ガレージ)

IMG_9989

手前のミニが本日、アーシング施行予定のトキタミニです。

90年型シングルキャブミニ1000

新車で購入して現在まで大事に乗られたミニで、おそらくOMCの中でも年式が最も古いのかも・・・
しかも、まったくのノーマルミニなので、アーシングの効果が一番わかるだろうという事で
オリジナルアーシング施行第一号車に名乗りを上げてもらいました。

今回もいつものように、mini-mori邸ガレージ(通称屋宜原ベース)に集合です。

IMG_9992

集合予定時間より少し早く着いたので、他にはまだ誰も到着していません。

もうとっくにお昼も過ぎている事だし、皆さんが揃って作業をはじめる前に
美味しい沖縄そばをご馳走してもらいました。

大先輩トキさんも、おいしそうにいただいてますね〜(^^)

minimori さん、そして minimoriママさんごちそうさまでした。
いつもありがとうございます 。

スポンサーリンク

整備会

Work start(作業開始)

IMG_0012

さて、そろそろメンバーも揃って来たし、予定の時刻もまわったので作業開始です。

トキタミニはアーシング施行で車の下にも潜る必要が有るので
4輪ともにジャッキスタンドに乗せます。

隣のサックーREDミニは、リアのショックアブソーバーを交換するという事で緊急メンテです。
この作業内容は、次回のレポートで取上げる予定なのでお楽しみに(^^)

IMG_9994

フロント側のジャッキスタンドの設置ポイントです。

OMCでは、いつもこの位置にスタンドを掛けています。

ジャッキアップポイントは、フロントのテンションロッドを取付けてある付け根部分の一番固いところで持ち上げて、この丸印の部分にスタンドを入れます。(その逆も有り)
ボディーの一番固い角の部分で支える事で、ボディーへのダメージを極力抑える事が出来ます。

この位置よりも内側に入れてしまうと、必ずと言っていいほどボディーが凹んでしまいます。

この辺りのボディーが凹んでしまっているミニをよく見かけるけど・・・
これはほとんどがジャッキアップポイントまたは、スタンドの設置位置のミスによるもので、
けっこう目立つのでとてもカッコ悪ですよね〜

ミニの事をあまり知らない修理工さんがよくやってしまうようですよ〜
うちのマーコスミニも、例外なく凹んでいるので、見る度にため息が出ます(^^;)

あなたのミニは大丈夫ですか〜

他にも、サブフレームの支柱部分などの良いジャッキアップポイントが有りますので
ネットでググって、参考にしながらよく検討して実行するのが良いでしょう

リア側のジャッキアップポイントは、同じく丈夫なサブフレームにしっかりスタンドを設置します。
横側からジャッキを入れる場合も、フロントと同じようにタイヤハウジングの角の部分または
奥までフロアジャッキを差し込んで、しっかりとサブフレームに掛けてもちあげます。

ジャッキアップの際はタイヤ止めなどの安全対策も忘れずに・・・

トキタミニは、あまり人を乗せた事が無くほとんど一人でドライブしている為、運転席側のラバコンだけがが若干下がっいるというのでジャッキアップのついでに診てみる事にしました。

後付けのパーツなどはほとんど無いノーマルなミニだけど、ラバコンのつぶれによる車高調整が出来るようにと、対策のためのハイローだけはしっかり入れてありました。

さすがですね〜、やはり長年ミニを乗り続けているだけの事は有りますね〜ミニを良く知っています。

ハイロー(車高調整装置)を見てみると・・・
おやおや、今までに見た事の無いハイローが入っています。

どうやら、エンジンルーム側から調整するタイプのハイローのようです。

ハイロー調整用の器具もしっかり装備していました。

トキさんも、いつもトランクに常備しているけど、今まではほとんどショップの整備工任せだったので実際に使う場面に出会うのは初めてだと言っていました。

IMG_0002

ハイローを調整するために、エンジンルーム側からタワーボルトを外します。
使用するソケットは33ミリ

タワーボルトを外した穴から器具をグッと差し込んで、ハイローを調整します。

ネジ山の巻き数も見えずに手探りなので、どれだけ回転させれば良いのかよくわかりません

普通なら、約5ミリで約1センチ車高の上下幅が有るようなので、ここは勘に頼って
約2センチ車高を上げるようにハイローを伸ばしました(^^;)

結果は、下ろして少し走らせてみなければわからないので、何とも言えませんね
正確なハイロー調整は本当に厄介です

でも・・・

考えてみれば、トキタミニのこのハイローは調整にいちいちタイヤを外さなくても良いので
自分たちのハイローよりも調整時の作業性がすごく良いみたいですね。

キシャバアーシング

IMG_0010

でわ、本題のアーシング施行に取りかかります。

これが電工のプロ、喜舎場さんが考案して選定した電流の伝導性に優れているという電線類の全容です。
名付けて「キシャバオリジナルアーシングキット

14ミリ銅線、6ミリ銅線、ターミナル素材にも純度の高い10ミリ銅板を加工して使用するようです ♪
素人的な見た目には、その辺に捨ててあるような電線の切れ端にしか見えませんが・・・(^^;)

NTTの電話線、光ケーブル施設の工事などの経験から伝導性の優れた高価な電線類を選び出したそうで
抵抗がほぼ0に近いというから驚きです(^^)

そんじょそこらの電気屋さんやカーショップで売っているようなモノとはまったく違うもので
公共的な電気施設工事などで使うような一般的には手に入らないモノということでした。

へぇ〜、へぇ〜って感じ(笑)

14ミリの太い銅線は、バッテリー奥側の穴を利用して一旦車外へ通す。

IMG_0026

バッテリーのマイナス側に10ミリ銅板で加工した接続ターミナル端子を取付ける

先程のバッテリー奥の配線用穴から引き出した14ミリ銅線の様子

IMG_0030

とても固い電線なので、取り回しがとても大変
美しい取り回しでしっかり固定するように、minimori さんも大奮闘してくれました。

CIMG2311

どうですか〜キレイな配線ですよね〜
さすが、minimori さんです。しっかりツボを押さえています(^^)

IMG_0033

ここもきれいな取り回しでコーナーの配線も美しい
写真ではマフラーに近か過ぎな感じがしますが、イヤイヤしっかり離れていますよ〜

IMG_0031

高熱を帯びる箇所を避けて、バッテリーから配線してきた14ミリ銅線をエンジンルーム内に引き込む

IMG_0032

エンジンルーム内に取付けるターミナル
エンジンルーム内の配線は6ミリ銅線を使用、今回は取りあえず6本で施行
ターミナルには、増設用のネジ穴も1個準備してありました。

IMG_0039

ターミナル取り付け位置を何処にするのかずいぶん悩んで検討していたようだが
ミニに向かって左側 (運転席側)のリレー取付け支柱に共締めすることに決定した。

IMG_0040

ターミナルの位置も決まり、今度は各線の取り回し作業です。

ここから、配線のセンスが問われる大事な作業になります。
この配線いかんで、エンジンルームが美しく変身するか、ゴチャゴチャ配線の酷い、云わいるブスで
見栄えの悪いエンジンルームになるかの分かれ道になりますよね〜

キシャバさんの腕の見せ所ですね(^^)

IMG_0048

アーシング全行程が完了しました ♪

おぉ〜!、良いですね〜
赤や青でカッコいいエンジンルームになっています。

さすが、電工のプロ!
取り回しもキレイに収まって美しい配線で仕上げています(^^)

そんじょそこらのカーショップにも負けてはいませんね〜

ターミナル端子につながれた6ミリ銅線は
エンジンヘッド、スターター、オルタネーターなどの要所々それぞれにしっかり接続されました。

IMG_0051

さてさて、肝心の効果のほうは如何なものでしょう
とても楽しみですwww wakwaku ♪

トキさんが、おもむろにエンジンをかけると・・・
周囲から、おおぉ〜〜っ!という歓喜のどよめきがわき起こりました。

側で見た感じとしては、シングルキャブのエンジンが元気よく始動し、力強いアイドリングで
非常に安定しています。
回転の乱れなどはまったく感じられません。

クーラーのスイッチを入れると少しアイドリングが上がり、それでも力強い安定したアイドリングを
維持し続けているサァ〜

これまた、ヘッドライトの明るいこと〜〜〜
うちのマーコスミニのヘッドライトの明るさの倍はあるのではと思われるほどに
明るくなっているようだ。

ええぇ〜っ!

側で見ているだけでこんなにも効果が感じられるなんてwww
これがキャブ車とは信じられない、まるでインジェクション車のような安定感・・・スッゲ〜(驚)

最後に

キシャバオリジナルアーシングキット」 は予想以上に大成功のようです。
考案した当の本人も、これほどまでの効果を実際に体感出来るとは思ってはいなかったそうだ。

トキさんも、これからまたミニに乗るのが楽しみになったと大喜びでした!

次回のアーシングに、 もう既にキクヤマ号の予約が入っているという事なので・・・
キシャバさんは、これから忙しくなりそうだね〜

頑張ってよ〜〜

今度、うちのマーコスミニにも宜しくお願いします(^^)

スポンサーリンク